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会長 千葉 泰久

 皆さん こんにちは 会長を仰せつかっている千葉(昭和37年卒)です。

 私達の同窓会・かたばみ会はこんな存在かなと考えています。

 かたばみ会への参加を勧めたりすると "なんの意味があるの?"と難しく問われたりすることもあります。“かたばみ会総会は面白くないから行かない”という方もおられます。その時は僕は率直に申しあげています。“何と 感性の乏しいお方か! 面白く有意義なものにするのは あなたの心の持ち方にあるのに。人のせいにするのでなく もっと人を好きになったらどうですか、人を愛したらどうですか? 結局はあなたの幸せに繋がることなのですよ、無関心でいるのではなく!”と。

 “愛の反意語”は何か?との問いに対し“無関心でいること”とマザーテレサは答えたとか。この無関心でいることは“憎悪、憎しみ”などよりはるかに罪深いことと彼女は言いたかったのでしょう。

 古くは松尾芭蕉が“月日は百代の過客にして、行きかう年も又旅人也”とかなり穏やかに時の流れと、生きていることを慈しんだ奥の細道での記述もあれば、更にさかのぼって鴨長明が方丈記で“行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。云々”とやや世捨て人気味に時の流れとそのはかなさを詠っています。
私たちもそれぞれの時代に生きる過客(旅人)であり、恩師、先輩、友人が年ごとにこの世を去っていかれ自分もその軌道に乗っていることはやむを得ないことであり寂しいことですが、皆で共有した心の中に住む想い・人々は永遠に続くものでしょう。
そこには、はっきりしたつながりは無くても、先輩ー同輩―後輩の不思議なつながり、“絆”というものが感じられます。この不思議な絆の想いが私たちの胸を熱くします。
かたばみ会は かけがえの無い我々のこころの糧の一つといえるでしょう。

 いつの世でも言えることなのかもしれませんが時代は大きく変わろうとしています。今、コロナ禍の真っただ中にあり、しかもロシアのウクライナ侵攻が絡み、エネルギー事情も揺れ動き、地球温暖化を基軸に据えながらも、世界全体が大きな綱引きをしている状態です。

 この凄まじい世の中を、しっかりと、焦りながらも、ある部分余裕を持ってゆったりと生きていく知恵と体力と情熱を私たちは諸先輩から受け継いでいると思うし、次世代の若者たちに伝えそして彼らが更に大きく羽ばたいていってくれることを願いましょう。

 ホットしたい気持ちになりたい時、新しい出会いがほしい時 いろんな時に 文化の薫り高い宇部で、宇部高校で共に学んだ思い出を心に 皆でかたばみ会を通じた触れあいをエンジョイしようではありませんか。

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